「小学生の時は別に足が太いわけではなかったのに今思うと、中学生ぐらいから足が太くなった気がする」
このように考えている方も少なくありません。
実は中学生ぐらいの時は足が太くなる要素がいくつかあります。
ここでは中学時代に足が太くなってしまう理由と、その解消法を紹介していきます!
ししゃも足が中学生時代に作られてしまう理由とは?ホルモンや筋肉量の変化が原因
ふくらはぎがプクッと子持ちししゃものように膨らんだ肥大した状態をししゃも足と呼びます。
男性の場合はそこまで気にしないかもしれませんが、女性がこういったししゃも足になってしまうとちょっと恥ずかしいと感じる人もいます。
そしてこのししゃも足ですが、中学生の頃になるとなってしまう方もいます。
中学生ぐらいになると、ちょうど体の変化が生まれやすい時期です。
ホルモンの分泌が増えることで筋肉の増量につながってきます。
また、中学生は部活動を始める時期でもあります。
小学生時代のようにただ外で遊ぶだけでなく、部活動によっては毎日走ったり、ウェイトトレーニングをしたりなどの厳しいトレーニングを行うケースがありますよね。
こういった「体の成長」と「トレーニング」という2つの要素がししゃも足になる原因として考えられます。
ドクター小池の見解
Drこいけ
ししゃも足になるのに、「トレーニング」も影響していると思います。しかし・・・
ホルモンの分泌が増えて筋肉量が増える
中学生になると呼吸器や循環器系の機能が発達し、さらにホルモン量が多くなります。
その結果、軽度のトレーニングでも筋肉がつきやすくなり、ふくらはぎにもお肉が付くことが考えられます。
ただ中学生ぐらいは骨の成長に追いつかず、筋肉の発達が遅れて、足が細い子も多いです。
どちらかというと身長がぐんと伸びる男子よりも、身長が止まり始める女子中学生の方がししゃも足になりやすい傾向があります。
ドクター小池の見解
Drこいけ
たしかに、中学生頃は呼吸器や循環器系の機能が発達すると、言われています。
部活動により運動量が増える
中学生になってししゃも足になってしまうもう一つの要因が部活動です。
陸上部だけでなくバスケットボール部、バレーボール部、テニス部など、とにかく走るケースが多いでしょう。
昔のようにただ走らせるだけのトレーニングは減ってきていますが、それでもある程度筋肉に負荷のかかる運動は行っているはずです。
足が太くなる原因として、「筋繊維の肥大」が挙げられます。
筋繊維とは、筋肉を構成している細かな筋のことです。
これらは負荷のかかる動きをすると、その負荷に耐えようと筋肉が増大します。
そして、増大した筋繊維が大きな筋肉として構成されるので、太ももやふくらはぎが太くなります。
部活動のようにほぼ一年中絶え間なく運動する場合は、この肥大した筋肉が縮小することはありませんから、足がいつまでも太い状態が続くということです。
ドクター小池の見解
Drこいけ
遺伝的にししゃも足なのか、部活動でししゃも足なのか、その本当の割合は分かりません。
ししゃも足を改善する方法とは
ししゃも足を改善するには、やはり足に負担のかかる動きを減らす必要があります。
例えば中学時代に部活動で運動をしていて、高校や大学でも運動をする予定という方。
こういった方は残念ながら速攻性のある改善方法はありません。
運動する限り、負荷のかかる動きをやめること自体不可能ですから、こういった方はストレッチやマッサージなどで筋肉を柔軟にしておくしか方法はありません。
ただ、運動を続けている方にもメリットがあり、糖質や脂肪分を代謝して発散する働きが生まれます。
その際に余計な脂肪が足に付きにくいので、筋肉質な足にはなるものの脂肪太りはしません。
必要以上に足が太くなることはないでしょう。
そして現在は運動をしていないという方は、食事制限とマッサージ、ストレッチを組み合わせることで、足を細くしていくことができます。
ドクター小池の見解
Drこいけ
もし、運動を止めてもししゃも足が続いているなら、食事やマッサージ、ストレッチをおこなっても、筋肉のししゃも足は改善されません。
食事制限でししゃも足を改善
実際にししゃも足となっている足を手で触ってみて、全てが筋肉ということではないはずです。
おそらく、肥大化した理由は脂肪も考えられます。
極力避けたいのが生クリーム、バターなどの乳製品。ただし、低脂肪のものならそこまで影響はありません。
そして脂肪が原因といっても脂肪を含んだ食材だけを食べて足が太るとは限りません。
あくまでも摂取カロリーと代謝カロリーの兼ね合いなので、タンパク質を多く含んだものを食べて運動量が減れば、それだけ足に肉がつきやすくなります。
中でもタンパク質は筋肉の元となる原料ですから、脂肪がつかなくても筋肉がついてしまう可能性があります。
もし脂肪も減らして筋肉もつけたくないということでしたら、タンパク質の多いお米や麺類などを控え、おかず中心の食生活に切り替えるのも一つの手段です。
例えば、ご飯の量を半分に減らして、野菜をメインとした方法。
これなら足が太くなりやすい食材を控えることができますね。
ドクター小池の見解
Drこいけ
筋肉で肥大したししゃも足なのか、それとも脂肪で肥大したししゃも足なのか難しく考える必要はありません。
ストレッチやマッサージでししゃも足を改善
全ての方に実践してほしいのがストレッチやマッサージです。
これは意外と馬鹿にできません。
ストレッチやマッサージは、直接足に刺激を与えて血行促進作用やむくみ改善に役立つ施術方法です。
例えば、ケチャップやマヨネーズを出そうとする時、手で押し出したり、揉みますよね。
それと同じように筋肉も手で揉むと、中の血管が動いて血液循環がよくなります。
むくみの原因となっている水分も分解され、溜まりにくくなります。
ぜひストレッチやマッサージは毎日実践してください。
ふくらはぎのマッサージはぎゅうぎゅう押さないで、気持ちい感じで片足ずつやりましょう。
リンパの流れを良くすることも、むくみ対策にもなるため大切ですね。
ドクター小池の見解
Drこいけ
ストレッチやマッサージで、むくみが減る可能性は高いです。
ししゃも足改善まとめ
以上、ししゃも足になってしまう原因と改善方法を紹介しました。
要約すると「過度な運動は控える」、「食事制限をする」、「ストレッチやマッサージを取り入れる」という3つの方法が効果的です。
まだ学生で部活動の現役という方は、運動制限は難しいですが、ストレッチやマッサージは自分でも行えることなので、ぜひ実践していきましょう。
食事制限はまだそこまでやらなくて良いでしょう。
運動していれば代謝能力も高いので、食事がきっかけで太ってしまうということはほとんどないはずです。
ドクター小池の見解
Drこいけ
自分一人でできることとして、「過度な運動は控える」、「食事制限をする」、「ストレッチやマッサージを取り入れる」はよいと思います。
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