ししゃも足は、ししゃものお腹のように膨れ上がったふくらはぎを指します。
すらっとした印象を与えにくく、足を出すのに抵抗があるという女性も多いのでは。
この記事のポイント
ここでは、ししゃも足を細くしたい!ふくらはぎが太くなってしまう原因とその対策を紹介。
実際にふくらはぎの内側やししゃも足を改善する食生活やストレッチ方法、マッサージ方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください!
ししゃも足が原因でファッションで悩んでいる女性は、是非ともししゃも足を治すために一緒に頑張りましょう!
太いふくらはぎ「ししゃも足」に何故なるの?むくみや関節のねじれが原因
ししゃも足を何とかしたい女性はたくさんいますが、痩せる方法はどうしたら良いの?と色々と調べたりするでしょう。
ししゃも足は脂肪やむくみ、関節のねじれなどが原因で起こります。
脂肪やむくみが原因の場合、体全体の脂肪を減少させなければいけません。
「部分痩せ」といったトレーニング方法もありますが、どこか1ヶ所だけ限定して脂肪を落とすことは身体のメカニズム的にありえないことです。
下半身全体、あるいは体全体を使ったトレーニングやストレッチを行いましょう。
関節のねじれの原因は?間違った関節の動きをした歩き方
関節のねじれですが、これは癖のついた歩き方や走り方の人に起こりうる状況です。
ししゃも足が関節のねじれが原因の女性は、足に負担のある靴を履いていることも。
正しい方向に関節が向かずに歩いていると、ふくらはぎの筋肉に過度に負荷がかかってしまい、筋肉が増大してしまうため、ししゃも足になってしまいます。
この場合は歩き方を矯正したり、骨格矯正のストレッチを定期的に行うことも必要です。
ドクター小池の見解
Drこいけ
ししゃも足は、「脂肪やむくみ、関節のねじれなどが原因」と言うけれど、それぞれ別の原因です。
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ししゃも足は、「脂肪やむくみ、関節のねじれなどが原因」と言うけれど、それぞれ別の原因です。
インターネットの情報は、あまり難しいことを書くと読まれないので、みんなが知ってるような簡単な言葉を使って解説されることが多いです。だから、なんとなくわかったようで、具体的に何をしたら解決できるのか、よくわからない説明になっています。
実際はあまり解決しないような説明文や解説文であっても、読んだ人が興味を持つなら、それだけでも意味はあるかもしれませんね。
なぜ意味があるのか?
あまり正しくない内容でも、正確な説明よりは、人のモチベーションが上がったり、まずは興味を持ってもらう事はいい事ですから!
実際何か始めてみないと、効果が本当に出るのか出ないのかもわかりませんし、効果が出なかったときにあの説明はあまり正しくなかったんだなぁと、本当にきちんと話してくれる人の話に耳を傾けるようになるはずです。
何かを始めれば、時間がかかったり遠回りになっても、いずれ正しい情報に触れる機会もあると思います。
足の作りについて考えたことありますか?
さて、ししゃも足(太く張ったふくらはぎ)ですが、足にくっついている物体を考えてみましょう。
内側から、骨、筋肉、脂肪、皮膚となります。
骨の太さや、足の短さは、実のところほとんど遺伝です。見た目のバランスもあります。それほど太くない足でも、足が短いと太く見えますよね。
逆に、それなりに足が太くても、身長が高い、バランスが取れている、均整が取れているなど、さほど太く感じない足もあります。
短距離走の選手などは、ふくらはぎがそれほど太く見えないでしょうが、実際に近くで見るとかなり筋肉量があります。
実際にメジャーで測って足が太いのと、印象で足が太く見えるのと、違いを確かめながら考えるといいですよね。
何故筋肉は大きいのか?3つの理由
ふくらはぎの筋肉が大きい理由は三つ。
遺伝(形や大きさ)、鍛えてしまった、歩き方や使い方によって偏った筋肉が肥大した。
ドクター小池クリニックで、脚痩せの治療を多くおこないますが、相談に来る方の足は、両親のどちらかの足にそっくりな形や太さをしていることがほとんどです。
「運動していて、鍛えてしまったししゃも足なんです。」と嘆く人もいますが、運動したことによって太くなった足はあまり多くないので、運動をしたことを後悔をする必要はありません。
筋肉が発達しているような足の場合は、運動ではなくて、だいたいが遺伝が原因の足なので、運動したことを後悔する必要がないのです
現に、ピアノの先生でアウトドアを一切おこなわない女性が、鍛えに鍛えたかのような太い筋肉質の足であったこともあります。
一部の人は鍛えたことによって太くなった足のケースもありますが、実際は鍛えたことで足が太くなった人の割合は多くありません。
鍛えたことによって本当に足が太くなった人であれば、昔の足は細かったはずです。やはり足が細いのも遺伝の影響です。生まれつきは足が細くて、鍛えたことによって足が太くなってしまった人は、特に治療を行うとより一層効果がでて、足が細くなりやすい人でもあります。
脂肪と皮膚
そして脂肪、皮膚ですが、自分の足でどこが脂肪で、どこが皮膚か判断できますか。
思いっきりつま先立ちをして下さい。その状態で、だれか他の人に、自分のふくらはぎをつまんでもらいましょう。
盛り上がった固い筋肉の上につまめる部分が、脂肪や皮膚です。
椅子に座った状態で足を触ってみても、どこまでが筋肉か、脂肪かむくみかどうか判断できません。
むくみは、実は筋肉にも脂肪にも組織全体に溜まります。
関節のねじれ
最後の「関節のねじれ」ですが、関節はもともと動くものです。
「関節のねじれ」という言葉を聞いて、ぞうきん絞りのようにねじれを想像したのではないでしょうか?違います。
関節の話は、少しわかりづらいです。
女性がヒールを履いた場合ですが、前のめりの前重心になります。前に転びそうになるから、腰を反って上半身を起こします。そうすると、お尻は突き出す形になります。
体幹が強い人であれば、極端な反り腰にならず、腰を痛めることも少ないかもしれません。
このヒールの話の場合、腰痛が起きたとすると、腰骨の関節のねじれでしょうか?背骨の関節のねじれでしょうか?股関節の捻れでしょうか?それとも、体幹が強くないことでしょうか?そもそもヒールを履いていることが、腰痛の原因でしょうか?
問題や原因は、今説明したような考え方をしないと、なかなか答えにたどり着けません。
関節のねじれが原因、だからストレッチをしていれば治る。そんな錯覚を与えるような説明や情報に、あまり耳を傾けないほうがいいと思います。
浅くて薄い情報を、本当に鵜呑みにして専門家だと思い込んで発信している、自称専門家が本当に多いので、インターネットで情報を探している人が勘違いしたり、混乱したりします。
だから残念ながら、ネット情報や専門家の話をきいて、そして実践しても、ほとんどの人が結果を得られません。ししゃも足でも、まったく関係ない事でも、同じくネットにはあまり役に立たない情報が溢れています。
ドクター小池の見解まとめ
この記事を読む女性の多くは、もしかしたら、ドクター小池の説明を面倒くさいなぁと思うかもしれません。
一般的な常識はあまり役に立たないことが多いことを、知ってもらいたいです。
実際に多くの人が、ネットの安易な情報を信じてなにか実践しても、ほとんど改善や結果が得られなかったと思います。
ネットの安易な情報も、ヒントになるくらいの役には立ちますが、本当の答えからはかけ離れているのが現実です。
無料で浅い情報を広めて、脚痩せ関連の商品やサービスを売りたい業界や企業のやり口に気づいて下さい。
世の中の商品やサービスのほとんどが、結果よりも、気休めや安心感だけのお金儲け優先のものでしかないということが、多々あります。
多少のお試しや気休めは全く問題ないと思いますが、もし本当に足に悩んでいる人が、無意味で余計な遠回りをしているとすればとても残念です。足に悩んでいる人がきちんと解決できることが、ドクター小池の願いです。
もし結果が出ないのであれば、あるいは迷っているのであれば、真の専門家を見つけてください。
ふくらはぎを細くするには?自分でできるししゃも足の治し方
ふくらはぎが太っているので、ふくらはぎに何か刺激を与えたい、マッサージをしたいなどと考えたくなりますね。
もちろんマッサージも効果的ですが、それだけでは改善しません。
むくみや脂肪が原因のししゃも足は、食生活の改善が第一です。
では、どんな食生活が必要なのか。
むくみの原因と言われるのが塩分の未消化です。
その場合は摂取する塩分を控えめにするのも大切ですし、塩分を体外に排出することも大切です。
むくみの原因は?食生活を改善する方法
塩分を体外に排出するならカリウムを多めに摂取すると良いでしょう。
例えばカリウムが豊富な食材としてアボガドが挙げられます。
アボガドが好きな女性も多いでしょうから、毎日食卓に出して定期的に摂取してみてはいかがでしょうか。
また、むくみは体内に余計な水分が溜まっている状態です。
発汗作用がある生姜や唐辛子などを積極的に摂取しましょう。
食事管理をしてダイエットをすることが、ししゃも足の解消につながります。
ドクター小池の見解
Drこいけ
たしかに、塩分も原因の一つかもしれないですし、食生活の改善も大事ですね。
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たしかに、塩分も原因の一つかもしれないですし、食生活の改善も大事ですね。
しかし、毎日アボカドを食べても、むくみの改善、ししゃも足の改善はないと思います。
そもそもですが、「この食材だけで、この栄養素だけで全て解決」なんていうものは、ありません。
万能な解決方法なんてある?
仮に、アボカドで大幅な改善があるにしても、ほとんどの人がすぐ飽きて3日も続かないはずです。
「この食材だけで、この栄養素だけで全て解決」と思うことは、気分はいいかもしれません。
「これさえやれば」と言いながら、1つのことも充分できないし、1つのことを充分やったとしても、間違った方法や効果が出ない方法では意味がありません。
残念なことに「これさえやれば」と言う言葉は、ただの甘い誘惑でしかありません。
甘い誘惑で誘い込んで、何かしらの商品やサービスに誘導したいという企業の誇大広告や、インフルエンサーのステマではないかと、疑った方が良いと思います。
普通に、冷静に、当たり前にいちど考えてみて下さい。
塩分を減らして、アボカド食べているだけで、本当に充分ですか?
よい水で体に十分な循環がなくて、よい空気を十分体に取り込んでいなくてもも、ちゃんと睡眠が取れていなくても、カリウム以外の栄養が不十分であっても、運動不足であっても、ストレスがあっても、
塩分を減らすこと、アボカドを食べること、それだけでししゃも足が改善すると思いますか?
本当に思いますか?
「これさえやれば全て解決」なんていうものは、企業やインフルエンサーの広告に使われる甘い言葉だということがわかると思います。
ふくらはぎの筋肉を伸ばす「壁を使ったストレッチ」
食生活の改善とともに実行したいのがストレッチ。
体全体を使ったトレーニングを行うことで血液循環がよくなり、脂肪の減少やむくみ改善につながります。
ここでは壁を使ったストレッチ方法をご紹介しましょう。
参考になる動画もあるので併せて解説していきます。
壁を使ったストレッチ
まず足を前後に開きます。そして両手で壁を抑えます。
次に壁の方向に体重を前傾させていきます。その際、後ろ足のかかとが浮かないように注意しましょう。
これを5秒から10秒ほど行ってきます。
そして足を入れ替えて、再び同じ動きを行います。
体を倒す際は、背筋をまっすぐにすることを意識しましょう。
関節のねじれや脂肪、むくみ改善に効果のある動きです。
ふくらはぎの筋肉を伸ばす「タオルを使ったストレッチ」
次にタオルを使ったふくらはぎのストレッチもご紹介します。
参考になる動画もあるので併せて解説していきます。
タオルを使ったストレッチ
椅子に腰掛け、足の裏にタオルを引っ掛けて手前に引くように力を入れていきます。
その際、足はまっすぐに伸ばすようにしましょう。もう片方の足は地面に着地させておきます。
ふくらはぎの筋肉が伸びているのを感じながら、15秒ほどキープしておきます。
そして同じように反対の足にタオルを引っ掛けて、再び15秒ほどキープします。
慣れてきたらこのストレッチを数回繰り返しましょう。
毎日続けることで、ふくらはぎから太ももにかけての筋肉の活性化につなげます。
ふくらはぎのマッサージ方法
ストレッチをしたり、トレーニングをしたり、あるいは歩いて仕事から帰宅した時などはマッサージも行いましょう。
ふくらはぎのマッサージ方法は、こちらの動画が参考になります。
ふくらはぎのマッサージ方法
まず、両手を使ってふくらはぎから足の膝裏にかけてマッサージしていきます。
マッサージする際は、ふくらはぎの筋肉や血流が太もも方向へ流れていくようなイメージでマッサージしていきます。
次に足のつま先を手で持ち、足首を回して柔軟にしていきます。
さらに足の指も折り曲げて関節を柔軟にしましょう。
血流促進効果と、歩く際の関節の柔らかさを生み出します。
次にスネの横部分に親指をあてて、下から上へとマッサージしていきます。
足首の上から膝下ぐらいまでをマッサージします。老廃物を流すようなイメージです。
ふくらはぎ全体のマッサージは毎日定期的に行うと良いでしょう。
1回のマッサージは5分程度でも十分です。
ドクター小池の見解
Drこいけ
マッサージやストレッチは、心地よく感じる程度に行っていれば、よいと思います。
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マッサージやストレッチは、心地よく感じる程度に行っていれば、よいと思います。
こちらも当然のことながら、マッサージやストレッチをやりさえすれば、それだけでししゃも足が細くなることはないでしょう。
しかし、体に気をつかうことはいいことです。心身にプラスになることはいいことです。
難しい方法は続きません。お金のかかる方法もすぐにはできません。
マッサージやストレッチなどの簡単な方法で、脚痩せ効果が多少でもあったらラッキーです。
マッサージやストレッチで、足やせが効果があまりなかったとしても、体をいたわることや美容の意識を持ち続けることは、あなたにとって何かしらのプラスはあるはずです。
寄り添って考えてくれる、役にたつ情報を教えてくれる真の専門家を探してみると、結果が早まるかもしれません。
「ししゃも足」改善のまとめ
以上、ししゃも足改善に役立つ食生活、ストレッチ、マッサージをご紹介しました。
まずは食生活の改善が重要。
脂肪分となる糖質や脂質をできるだけ控え、塩分を排出するような食生活を意識してみてください。
そして定期的なストレッチやマッサージを行い、血液循環をよくすることでむくみ改善につながります。
脚痩せをたった3日間から1週間でできる!って見たことありませんか?
まずは短期間でできることを試してみるのが良いかも知れませんね。ししゃも足が改善されて、ふくらはぎが痩せることができたら私も嬉しいです。
もし脚やせが上手くいかなければ、別のことが原因で脚が痩せられないと考えてみましょう。食生活を見直すことが大切です。
確実にししゃも足を治したいのであれば、脚やせボトックス注射を検討してみても良いかも知れませんね。
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